前立腺がんは、米国、欧州における男性のがんの中で罹患数は1位であり、最も多いがんのうちの一つであります(Global
Action Against Cancer, WHO and IUAC, 2005)。
米国における患者数は、2005年で約23万人、前立腺がんが原因で死亡する患者は約3万人といわれています(The
changing face of prostate cancer, Introduction, Journal of Clinical
Oncology 23(No32) November 10, 2005)。
また、欧州については、1998年の患者数は約14万人、前立腺がんが原因で死亡する患者は約6万人とされています(Should
mass screening for prostate cancer be introduced at the national
level ? , WHO, 2005)。
日本国内においては、1999年度の患者数は17,865人(がんの統計05(財団法人がん研究振興財団))であり、まだそれほど多くはありませんが、近年では毎年罹患率は急激に上昇し、2015年には死亡者数が約13,000人となることが予想されていることから、克服すべき疾患の一つになりつつあります。
現段階での前立腺がんの治療の問題点としては、ホルモン及び抗がん剤治療に対して抵抗を示すホルモン不応性の再燃前立腺がんに対しては、治療方法が確立されていないという点にあります。 |