がんは、国民の主要な死因が感染症から生活習慣病へと移行する中で、1981年以来、日本人の死亡原因の第1位となっています。世界的に見ても、わが国のみならず人類を悩ます共通かつ最強の敵ともいうべき病気であり、全地球的な課題となりつつあります。
過去15年間における基礎研究の飛躍的な進歩によって、「がんは遺伝子の異常によって起こる病気である」ことが判明し、がんを引き起こす細胞の遺伝子異常は適切な生活習慣の改善により予防可能である事も判明しました。さらに、がん治療は時代と共に変遷し、手術、薬物療法及び放射線治療等の技術が発達すると共に外来での通院による化学療法も増加してきました。
しかしながら、がん死亡者数および死亡率は増加の一途をたどり、平成16年の死亡者数は32万を超え、総死亡の31.1%を占めるに至っています。 |